東野圭吾さんのミステリー、マスカレードシリース知ってマスカ?
「マスカレード・ホテル」に「マスカレード・イブ」。
そして第三弾「マスカレード・ナイト」が発売されました。
マスカレード・ホテルの続編的なお話です。
東野圭吾にハズレなし、感動作品もおもしろい。
ですが、やはり東野作品の真骨頂はミステリーでしょう。
ということでゴリゴリのミステリーであるマスカレードシリースの最新作、マスカレード・ナイトも読み応え抜群でした。
前2作を読んでいなくても楽しめますが、読んだ方がより一層楽しめます。
メインの登場人物は同じだったりするからですね。
さて、ちょっと感想でも読んでいきマスカ?
ストーリー

始まりは若い女性が殺害された事件でした。不可解なのは、発覚した経緯。
警察に匿名で「マンションの部屋で女性が死んでいるかもしれない」というメッセージが届いたのでした。
そして、その犯人がホテルが開催する大晦日の仮装パーティ、通称”マスカレード・ナイト”に現れるというメッセージも。
そのホテルというのが、「ホテルコルテシア・東京」。
過去に犯行予告があり、刑事がホテルマンになりすまして捜査をしたというホテル。
奇しくも、同じホテルで同じ捜査が始まるのでした…。
果たして匿名メッセージを送ったのは一体どのような人物なのか。
なぜ殺人事件の犯人を知っていて、ホテルのパーティに現れることを知っているのか。
そしてホテルには次々と怪しげな行動をする人物が次々と現れます。
本当に殺人犯は現れるのでしょうか。そして警察は無事犯人を捕まえることができるのでしょうか。
おもしろくてページをめくる手を止まらない

次々と謎が現れ、その謎が気になってどんどん読み進めてしまいます。
東野圭吾さんの思う壺です。
気が付いたら4時間も5時間もぶっ通しで読んでいました。
東野作品は色々と読んでいるのですが、ミスリードが非常に巧妙で、いつも引っかかってしまいます。
最後のどんでん返しに、「やられた〜」と思って悔し涙を流すわけです。(大袈裟)
でも、このマスカレード・ナイトはどんでん返しなんてもんじゃありませんでした。
パーティが始まった後の展開がちょっとすごいんですが、ぼくはごちゃごちゃしてしまい、「???」とIQの低さを露呈してしまいました。
そうしたら最終章で、そんなIQ3のぼくにも理解できるように優しく事件の真相や怪しいお客さんの正体を明かしてくれたのでした。
東野圭吾さんの優しさときたら、もう…。惚れそうです。
それにしても衝撃の真相でした。
ぜひ全人類に読んでもらいたいものです。
感想

ちょうやばかったです(IQ3)。
やるべきことがたくさんあった日なのに、読書をして終わるという日にしてしまいました。
でも、後悔はありません。あんなにドキドキした気持ちを味わうことができたのですから!!
しかしホテルにとってはこんな捜査、お客さんからの信頼を落としてしまうしいい迷惑なはずなのに、イヤイヤながらも協力してくれる心優しい人たちばかりでほっこりしました。。
また、ホテルマンという仕事の苦労や努力が細かく描かれているので、ホテルを利用するときはそんなホテルマンたちに少しでも感謝の気持ちを伝えたいな、なんて思わせる作品なのでした。
いい本読めて幸せです。