「彼方のアストラ」。
そういうマンガがあるということは知っていたんですけど。
作者が「SKET DANCE」の篠原健太さんということも知っていたんですけど。
SKET DANCE大好きだったんですけど。
彼方のアストラ、読んでいませんでした。
読んだきっかけは、ツイッターのトレンドに「彼方のアストラ」が入っていたこと。
ジャンプ+で隔週土曜日に連載しているんですね。
で、1話から3話くらいまで無料で読めたので読んでみたら…!!!!
クッソおもしろい!!!!!!!!
なんで今まで読んでいなかったんだろう。
ソッコー、最新4巻までまとめて買って一気読みしました。
超おもしろい!!!!!!!
つづきが気になるぅ!!!!!
近未来のSFチックなお話

篠原さんの前作、学園ドタバタギャグマンガ「SKET DANCE」とは打って変わってSFマンガです。
舞台は西暦2063年、科学技術が発展し、宇宙旅行が当たり前になった時代。
ケアード高校という学校の生徒たち9人が惑星マクパという星に修学旅行行きます。
そこへ突如謎の球体があらわれ、全員吸い込まれて気づけば遠い宇宙に放り出されていました。
しかしなぜかすぐ近くに宇宙船があり、とりあえずは助かることに。
そして計算したところ、惑星をいくつも経由して水と食料を調達していけば母星に帰れるとわかります。
かくして9人の宇宙サバイバルが始まるのでした。
9人は個性豊かで、全員がなにか秀でた才能をもっています。
サバイバルの旅をしている中で、宇宙に投げ出されたのは実は事故ではなくて何者かの陰謀なのではないか、ということに気づいていきます。
果たして9人は無事母星にたどりつくことができるのでしょうか。
そして、黒幕は一体、、、
スケットダンス的なノリもところどころに

宇宙に投げ出され未知の惑星でサバイバルするという展開はシリアスなのですが、ギャグが多いので笑いもあり、です。
SKET DANCEからのファンにはうれしいです。
カナタは主人公で9人のリーダーなのにどこか抜けていて、「前に進めば前進する」とか、当たり前体操的なことをドヤ顔で言ってみたり、必殺技の名前がカミカミでひどいことになってしまったり。
ヒロインのアリエスは超ドジで言い間違いもひどく、カナタがカミカミで叫んだ必殺技「アヌティメッタ・ダイバモモ」をカナタの名前と勘違いしたり。
他のキャラたちも、ある点においてはとても優秀なのに、ちょっとヘンなトコロがあってとてもおもしろいです。
シリアスな展開とギャグ要素が絶妙に混ざり合っていて、飽きさせないです。
伏線が絶妙にはりめぐらされている

とにかく伏線がすごいです。
序盤も序盤、謎の球体に吸い込まれ、飛び出た宇宙のすぐ近くにあった生命反応のない惑星。
これも後々わかる極めて重大な伏線だったりするのです。
どういうことか明らかになった時はトリハダものでした。
9人全員、何かしらの能力が秀でているというのも伏線で…。
というか「彼方のアストラ」というタイトル自体が実は伏線になっていたり…。
その他にも細かいセリフや回想シーンが大きな伏線になっていたりと、ついつい何回も読み返したくなっています。
長編にはならなそうなので一気読みにオススメ
2017年11月現在、コミックスは4巻まで刊行しています。
そして割とクライマックス感を出してきているので、もうすぐ終わってしまうのかな?と思います。
でもまだ重大な謎が明かされていないので、早く明かして欲しいです。
終わってしまうのは寂しいけど、早く全ての謎を知りたいですねー。
というわけで、全巻まとめ買いして一気に読んでみるのを猛烈にオススメします。
※2018年3月追記 5巻で完結しました。